昭和9年の干ばつ

災害年月日
1934年00月00日
市町村
愛媛県東温市(川内町)
災害種類
渇水  
概要
昭和9年(1934)は春から雨らしい雨がなく、梅雨に入っても日照り続きであった。田植えは部落総出で、水上から「押し田」という共同田植えを行った。植え終えた田の水口は、水が入らぬように止めてしまうので、翌日には足跡の窪みにさえ水がない状態となった。こうした中で、問屋部落では近藤村長が自ら率先して譲り合いの精神を示すため、自分の田の水口を止めて下流の部落に水を流し、干ばつ見舞いとした。問屋の農民も「村長さんに習え」と我が田の水口を止めて、下流に水を流して、下流の部落の田を救った。
地理院地図
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参考文献
川内町老人クラブ連合会昔話を集める会編「ふる里の記録 くらしの思い出」(川内町社会福祉協議会、1984年)、64-67頁
情報源の種類
その他文献等
キーワード
干ばつ 押し田 問屋 近藤村長 互助精神
NO.
愛媛7940