昭和36年の第二室戸台風

災害年月日
1961年09月15日
市町村
徳島県阿波市(土成町)
災害種類
風水害  
概要
昭和36年(1961)9月15日より16日にかけて、第二室戸台風は480ミリを越える雨量をもたらした。九頭宇谷川の翫城地橋地点では水位が2.4mと警戒水位を大きく突破し、堤防決壊の危機に瀕した。このため、水防管理者(町長)の出動命令のもと全町あげて出動し、堤防に土のうを積み、木流し作業(しぶしという)を実施して堤防決壊を予防した。懸命の水防活動により九頭宇谷川の堤防は守られたが、作業中の分団員が殉職した。これを機に、住民の間に九頭宇谷川の完全改修に関する要望が高まった。
地理院地図
Googleマップ
備考
翫城地橋のたもとにお地蔵様が安置されている。
参考画像
原資料
原資料PDF1を表示する
参考文献
土成町史編纂委員会編「土成町史 上巻」(土成町史編纂室、1975年)、402-403頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
第二室戸台風 九頭宇谷川 水防活動 殉職 河川改修への要望
NO.
徳島3914