康安元年/正平16年の地震

災害年月日
1361年07月00日
市町村
徳島県美波町(由岐町)
災害種類
地震・津波  
概要
康安元年/正平16年(1361)6月の地震に伴い、「太平記」では「阿波ノ雪ノ湊」に津波が襲来したことを記載している。この時期の地震記録については、当時の公家の日記「後愚昧記」や「愚管記」などにも多くの記事が見られる。また、東由岐字大池の山腹には康暦2年(1380)の板碑があり、この板碑について藩撰地誌「阿波志」(1815年成立)はこの時の津波の犠牲者の供養碑として説明している。また、同書ではこの時の地震津波により「雪池」ができ、それが現地名の大池の由来としている。
地理院地図
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備考
東由岐大池の山腹には康暦碑が建てられている。
参考画像

参考文献
山下知之「中世阿波の地震津波」(徳島地方史研究会編集委員会編「史窓 第27号」徳島地方史研究会、1997年、所収)、125-126頁
情報源の種類
学術論文、雑誌論文
キーワード
康安地震 正平地震 津波 太平記 阿波志
NO.
徳島260