永正9年の津波

災害年月日
1512年09月00日
市町村
徳島県海陽町(宍喰町)
災害種類
地震・津波  
概要
永正9年(1512)8月、宍喰浦に津波が襲来したことが「宍喰浦旧記」に記されている。これによると、特に被害が大きかったのは宍喰浦のうち南町で、3,700余人が津波犠牲者になったことが知られる。この地震津波の記録は「大日本地震史料」には見当たらないが、明応7年(1498)8月に明応東海地震が発生しており、東海地震と南海地震が2年以内に引き続き起きているという地震研究者の指摘を踏まえると、永正9年の津波は明応7年の東海地震に対応して発生した南海地震に伴う可能性が高いと考えられる。
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参考文献
山下知之「中世阿波の地震津波」(徳島地方史研究会編集委員会編「史窓 第27号」徳島地方史研究会、1997年、所収)、125-126頁
情報源の種類
学術論文、雑誌論文
キーワード
津波 宍喰浦旧記 死者 明応東海地震
NO.
徳島261