昭和13年の台風

災害年月日
1938年09月05日
市町村
徳島県吉野川流域
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
昭和13年(1938)9月5日、台風が海部郡牟岐町東方海岸から徳島市西方を通過した。豪雨型の台風で、各地の雨量は福原780ミリ、下分上山519ミリ、一宇335ミリ、小祖谷444ミリというように剣山山脈の北側の吉野川支流に雨が集中したため、鮎喰川、川田川、貞光川などの水源地は荒廃した。このあたりは地すべりの中心地帯であり、土石流が深い渕を埋め尽くし、自然のダムをつくり、水勢を強めて人や家を押し流した。徳島県下の被害は死者50人、行方不明12人、重傷41人に及んだ。
地理院地図
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参考文献
毎日新聞社編「吉野川」(毎日新聞社、1960年)、123-124頁
情報源の種類
その他文献等
キーワード
台風 土石流 鮎喰川 川田川 死者
NO.
徳島6364