明治25年の高磯山の崩壊

災害年月日
1892年07月00日
市町村
徳島県那賀町(上那賀町)
災害種類
土砂災害  
概要
明治25年(1892)7月、暴風雨により、那賀町上那賀の高磯山(611m)が崩壊し、流出した土砂で那賀川は流れをせき止められた。この時、平谷の妙法寺の薬師堂が水に浮き、逆流して平谷八幡神社の上のあたりにまで浮かんでいったが、せき止めた土砂が決壊したため、薬師堂は元の場所に戻った。(「上那賀のむかし話」による)/また、せき止めた土砂が決壊した際には、下流には空砲があちらこちらの村で鳴らされたり、情報が飛脚や半鐘などで下流に伝えられていた。(「わたしの町のむかし話」による)
地理院地図
Googleマップ
備考
平谷の妙法寺の薬師堂と平谷八幡神社に関する情報を提供する。
参考画像

参考文献
和田一範・松尾裕治・山本基・武田由美子「四国に伝わる災害の教訓に関する考察」(土木学会土木史研究委員会編「土木史研究論文集Vol.27」2008年)、83-84頁
情報源の種類
学術論文、雑誌論文
キーワード
高磯山崩壊 那賀川 せき止め 上那賀のむかし話 情報伝達
NO.
徳島7365