天武13年の地震による土砂災害

災害年月日
6841年11月6日
市町村
高知県越知町
災害種類
土砂災害  地震・津波  
概要
天武13年(684)10月14日、大地震が起こった。仁淀川中流の横畠東の斜面で大規模な地すべりが発生し、仁淀川を河道閉塞したという情報が寄せられ、現地調査の結果、横畠東地区の対岸・宮地地区に存在するチャート礫から、湛水標高70m程度の天然ダムが形成されたと判断された。標高70m(湛水高25m)とすると、湛水面積710万㎡、湛水量5,900万立米となる。この天然ダムは、宮地字宮ノ奥にある小村神社の移設時期から判断して、天武13年の白鳳地震により形成された可能性がある。
地理院地図
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参考文献
井上公夫「四国・紀伊半島における海溝型地震による土砂災害の事例の収集・整理」(砂防学会編「砂防学会研究発表会概要集Vol.61」、2012年)、196-197頁
情報源の種類
学術論文、雑誌論文
キーワード
白鳳地震 地すべり 横畠東 仁淀川 天然ダム
NO.
高知5464