明治23年の地すべり

災害年月日
1890年09月11日
市町村
高知県仁淀川町(仁淀村)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
明治23年(1890)9月11日12時20分から午後1時までが暴風雨が最も激しく、雷鳴が鳴り、篠つくような大雨が降った。山々は至る所で放水して山崩れを生じ、濁流となって田畑を一面の泥海と化した。谷や川は増水し、大波のような濁流は人家をのみ、家畜や大木を押し流した。人々は家の下敷きになり、山崩れで生き埋めとなり、10人近くの死者が出た。古生寺では、地すべりが発生し、人家から100m上方の裏山が崩れた。古生寺の人々は翌年土地を捨て、ほとんどが折合の鈴笹原を開拓、移転した。
地理院地図
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備考
仁淀村森の奥合(おくごう)神社には、明治23年の水害で拝殿や民家を流失したを記す棟札の記録が残されている。
参考文献
仁淀村史編纂委員会編「仁淀村史 追補」(仁淀村、2005年)、23-25頁及び27-29頁及び512-513頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
台風 山崩れ 地すべり 死者 古生寺
NO.
高知485