大正9年の洪水

災害年月日
1920年08月15日
市町村
高知県黒潮町(佐賀町)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
大正9年(1920)8月15日朝、前日からの雨が篠つく豪雨となり、伊与木川は濁水氾濫して、全村の耕地は水底に没した。人家もほとんど床上浸水し、人々は胸を没する濁水の中を高地に避難した。浸水がひどかった家では、夜になって浸水が二階の床上3尺に及び、二階から船で脱出した。佐賀村の全戸数893戸のうち、79%の703戸が浸水し、死者3人を出した。その上、山崩れが多く、川に崩れ落ちた土砂が田畑に流れ込んで耕地は川原と化した。また、水稲の出穂期と重なったため、収穫皆無となった所が多かった。
地理院地図
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参考文献
大塚政重著「佐賀町郷土史」(佐賀町教育委員会、1965年)、52-53頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
豪雨 洪水 伊与木川 死者 山崩れ
NO.
高知575