明治23年の台風

災害年月日
1890年09月11日
市町村
高知県四万十町(窪川町)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
明治23年(1890)9月11日、台風により篠つく豪雨となった。特に四万十川上流の東津野、檮原郷の雨量が多く、沿川では牛馬や住家が流されるなど洪水被害に見舞われた。しかし、夕方、川の水が急に引き始めたため、人々が安心していた時に、再び大音響とともに激流が押し寄せて、米ノ川、越行、柳瀬、西川角、宮内、仕出原、大井町などの集落はほとんど水没し、多数の死傷者を出した。原因は、上流の東津野村倉川地区で山崩れが起こり、土砂が川を堰き止めた後、土砂の崩壊に伴い激流が襲ったためであった。
地理院地図
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備考
仕出原の高岡神社などに明治23年水害の水測標が建てられている。
参考画像
原資料
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参考文献
窪川町史編集委員会編「窪川町史」(窪川町、2005年)、389-393頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
台風 四万十川 洪水 山崩れ 堰き止め
NO.
高知578