天保5年の大火

災害年月日
1834年12月02日
市町村
愛媛県宇和島市(三間町)
災害種類
火災  
概要
天保5年(1834)11月2日、宮野下町で出火し、強風に煽られ、町村合わせて80戸を焼失した。隣村からは粥の炊きだしが行われ、後片付けの人夫も送られた。役人は小屋掛け用の木・丈・縄・藁等を三間内に割り付けて差し出させ、隣村の庄屋たちを小屋掛作配方に任じて、仮小屋を建てさせた。罹災者には、男女人別に応じて救助米が与えられ、家屋建築の資金が貸与された。宮野下では元文2年(1737)から約100年の間に4度も大火に見舞われ、町民の困惑は甚だしかったであろう。
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原資料
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参考文献
三間町誌編集委員会編「三間町誌」(三間町、1964年)、8頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
大火 炊きだし 仮小屋 救助米
NO.
愛媛6054