明治32年の台風

災害年月日
1899年08月28日
市町村
香川県木田郡
災害種類
風水害  
概要
明治32年(1899)8月28日、大風が襲来した。朝から天候が急変し、次第に険悪になり、午後8時頃、東方の烈風は雨を交え雷光が閃々として、9時頃に風向が西に転じて猛烈な台風となり、樹を折り、家を倒して多数の死傷者を出した。当時の多度津測候所の観測によれば、風速は52m/秒に達したという。大風は短時間であったため、農作物の被害は比較的少なかったが、出水のため河川の堤防決壊、道路の破損等が多く、死傷者も出た。このため、陛下は勅使を差し遣わされて、不幸者に金銭を下賜された。
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原資料
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参考文献
木田郡史編纂部編「木田郡史」(木田郡教育部会、1940年)、222頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
台風 強風 死者 堤防決壊 下賜金
NO.
香川4654