明治19年の水害

災害年月日
1886年09月24日
市町村
愛媛県大洲市(長浜町)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
明治19年(1886)9月24日午後7時、風雨がますます烈しくなり、午後11時に櫛生村須沢の奥の谷が100余間崩壊し、山麓の人家が埋没、流失した。堆積は最大72尺に及んだ。須沢での被害は、死者39人(男22人、女17人)、家屋の流失7戸、埋没43戸、倒壊19戸、半壊3戸、牛埋没11頭、田の流亡1町4反余、畑の荒亡1町1反余、船の流失6艘等に及んだ。なお、この災害で亡くなった39人のうち、屍が掘り出されたのは12人にすぎず、27人は不明である。
地理院地図
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備考
須沢には追悼碑が建立されている。
参考画像
参考文献
岡野勝敏「明治19年大水害記録-櫛生村須澤の災害と追悼碑、豊茂曲り渕工事碑等-」(長浜史談会「長濱史談 第33号」長浜史談会、2009年、所収)、28-38頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
水害 山崩れ 櫛生村須沢 死者
NO.
愛媛1573