昭和51年の台風17号

災害年月日
1976年09月00日
市町村
高知県大川村
災害種類
土砂災害  
概要
昭和51年(1976)9月、台風17号により、大川村のつえ谷で崩壊が多発し、多量の土砂が吉野川本流に流出した。この土砂によって高知県の既設堰堤が被害を受け、吉野川直上流の高藪発電所の敷地近くまで本流水位が上昇した。この時の崩壊土量は11.7万立米と推定されているが、つえ谷全体の不安定土砂量は25.0万立米にのぼると見られている。このため、建設省吉野川砂防工事事務所では昭和56年よりつえ谷の調査を実施し、昭和58年度より深礎工を基礎とした砂防堰堤を継続施工中である。
地理院地図
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参考文献
高橋尚城・綱木亮介・白川勝「大規模崩壊地つえ谷の調査と対策」(砂防学会編「砂防学会誌Vol.38-4」砂防学会、1985年、所収)、28-32頁
情報源の種類
学術論文、雑誌論文
キーワード
台風 つえ谷崩壊 吉野川 吉野川砂防工事事務所
NO.
高知1128