昭和47年の繁藤災害

災害年月日
1972年07月05日
市町村
高知県香美市(土佐山田町)
災害種類
土砂災害  
概要
昭和47年(1972)7月5日早朝、豪雨のため土佐山田町繁藤の通称「追廻山」で山崩れが起き、家屋が埋没した。この崩壊土砂の排除中に小規模な崩壊が再度発生し、消防団員1人が土砂の下敷きになった。このため、消防団員や一般協力者が救出作業にあたっていたが、午前10時55分に大規模な崩壊(土量10万立米)が発生し、作業中の60人が犠牲となった。この災害で、国鉄土讃線、国道32号が分断された。道路は復旧に至る20数日間、室戸岬経由の大迂回路となった。土讃線は7月27日まで不通となった。
地理院地図
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備考
繁藤には繁藤災害の慰霊塔が建立されている。
参考画像

参考文献
日本工営編「四国山地の土砂災害」(国土交通省四国地方整備局四国山地砂防事務所、2004年)、38頁及び45-46頁
情報源の種類
災害記録、災害体験集
キーワード
繁藤災害 山崩れ 二次災害 死者 交通途絶
NO.
高知1236