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条件:香川県 仲多度郡 風水害
天和元年(1681)、大風洪水あり。人畜の死傷数百に達し、米作ほとんど皆無になった。時の松平頼常は高松郊外に草屋を設け、粥を用意して困窮した民を救助した。高松藩では、財政不足を補うため、これより先に3年間に限り藩士の禄を10分の5に節倹していたが、この度の天災... 続きを読む
元禄15年(1702)8月、大風洪水により被害甚だしく、加えて蝗の発生により被害が重なった。このため、この年の田租を免除したが、困窮した人々がすこぶる多く、高松藩は翌年の春夏にわたり府庫を開いて窮民を救済した。 続きを読む
寛延元年(1748)6月4日、大風雨の後、7月下旬まで一滴の降雨もなく、田んぼに亀裂が生じ、稲や粟は既に枯死する有様であった。7月21日~22日に大風洪水が来て、川はあふれ、山は崩れ、平地は一面の海と化し、人畜の溺れるものが甚だ多かった。9月2日と16日にも大... 続きを読む
寛延2年(1749)6月、暴風雨により、損害が甚だしかった。加えて、牛の疫病が発生し、8月と9月に数千頭が死んだ。高松藩主の松平頼恭は困窮した領民に対して米3,500石を貸与したり、税の減免を行うなど救済策を講じた。 続きを読む
慶応2年(1866)8月7日、雨が降り始め、翌日にさらに激しい大雨となった。山々からの濁流により、岸上、五條以下では河川が氾濫し、琴平市中では床上でも膝を没する状態であった。金毘羅宮の鞘橋は激流に押し流され、金倉川筋一帯は海のようになり、付近の建物はほとんど流... 続きを読む