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条件:徳島県 阿南市
嘉永7年(1854)霜月4日を始めとして、大地震が起こった。江野島の古老(当時7歳)が津波に備えて中庄の観音山に避難したことなどの体験談が記されている。八幡、黒地、色ヶ島、今津浦など本村内の村浦は大抵中庄の観音山に避難したというのは古老の話で一致している。 続きを読む
嘉永7年(1854)11月4日4ツ時(午前10時頃)地震が起こり、高潮が浜土手を越え、川筋を奥手まで上がったが、その後海上は静かになってその日は暮れた。翌5日夕7ツ時(午後4時頃)大地震が起こり、樹木が動揺し、響きは山谷にわたり鳴り止まなかった。酉の刻(午後6... 続きを読む
安政元年(1854)に発生した大地震により海岸部の大手堤が決壊したため、答島村の農民は修復工事を再三にわたって藩に願い出た。願いが聞き入れられないと判断した農民・林左衛門は、修復工事に要する銀子借用を藩の蔵所に願い出た。 続きを読む
嘉永2年(1849)7月10日、酉の水。北方でいう阿呆水であるが、北方ほどの大被害はなかった。那賀川町工地や上福井に水入地や浸水があった程度である。しかし、町内では古毛方面の堤防が破壊されて近くの集落を濁流が覆い、田畑への砂入や道路の崩壊があった。 続きを読む