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条件:香川県 高松市
昭和14年(1939)4月から6月にかけて降雨があったのは9日で、麦作でさえも干害を受けた。田植えはやっとしたものの差し水はなく、7月4日と8月13日の降雨も少雨にとどまり、しかも8月中旬から9月2日まで東よりの強風が吹き、灌漑水が不足し、田面は白くなり、亀裂... 続きを読む
昭和14年(1939)、香川県は大干ばつに見舞われ、高松市も農作物に大きな被害が出た。高松市では、水稲作付予定面積125町のうち、3町が植え付け未了となり、干害による損害見込額は水稲8,626円、果樹1,500円、蔬菜10,470円、除虫菊196円の合計20,... 続きを読む
昭和14年(1939)、6月15日から9月11日まで雨らしい雨がなかった。川島地区でも四箇池掛かり以外では田植えのできなかった田もあった。田植えのできた田でも、8月中旬頃からため池の水が底をつき、農家の人は出水や四箇池の水路から水をくみ上げた。7月23日、藤岡... 続きを読む
昭和14年(1939)、大干ばつ。大正2年を上回り、明治26年以来の干ばつと時の古老が語り伝えている。土瓶水で稲田の苗元にかけるほどの水不足であった。作付不能の田は1,000ha余に上り、作付けした水田も灌水不能となった。一宮地区では、この年、各地で井戸を掘っ... 続きを読む
昭和14年(1939)春の降雨が少なく、7月~9月に雨が降らなかった。鹿の井伏石掛110余町歩は水がなく、各自所有の用水堀でかろうじて植え付けをしたのが80余町歩で、残り30町歩は何も作れなかったという。この大干ばつを契機に、鹿の井出水伏石掛は鹿の井出水浚渫権... 続きを読む
昭和14年(1939)、前年の11月から雨が少なく、7月までの雨量は平年の55%にすぎなかった。稲作は未曾有の被害を受け、収穫皆無のところが多かった。(「香川県気象災害誌Ⅰ・Ⅱ」、「香川県気象史料」による) 8月3日、県は各市町村に対し「雨乞い祈願をせよ」との... 続きを読む