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宝永4年(1707)の地震により、室戸市の佐喜浜川源頭部で加奈木の崩えが発生した。加奈木の崩えは、山向き小崖や線状凹地の発達する緩斜面の縁辺部の急斜面に当たり、トップリングによる緩みの著しい斜面から深層崩壊が発生したと推定されている。その後1746年に土石流が... 続きを読む
宝永4年(1707)、M8.4の南海地震津波が起こった。瀬戸内海の津波の挙動は、東の紀淡・鳴門海峡ならびに西の豊予海峡から侵入する津波の特性により規定されると考えられる。本研究では、宝永(M8.4、1707年)、安政(M8.4、1854年)、昭和(M8.0、1... 続きを読む
宝永4年(1707)、地震が発生し、津波被害は宇和島、吉田など豊後水道側で大きかったことが調べられているが、松山、今治、新居浜、西条などでは浸水記録はあるものの、詳細に調査は行われていない。 続きを読む
宝永4年(1707)、わが国最大級の地震が発生した。本研究では、宝永地震津波による土佐国沿岸の村落の被災状況を記述した「谷陵記」をもとに、津波によって海水が及んだ限界点が明記されている記載例を抜き出し、それぞれの現場でGNSSを利用した測定機器により位置及び高... 続きを読む
宝永4年(1707)、関東を中心に地震が起こり、その後富士山の噴火が始まり、さらに西に移動したようである。讃岐では五剣山の一峰が崩れ、丸亀藩では詫間塩田が崩壊したというが、それほど史料が残存していない。 続きを読む