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条件: 高潮
昭和21年(1946)12月21日の南海地震による東宇和郡の沈下量は、八幡浜市16cm、吉田町15cmから15~19cmと推察される。東宇和郡の被害は崩壊家屋252戸、床上浸水5戸、床下浸水260戸、農耕地29町歩、漁港12億8,806万円余に及んだ。高山村と... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日、南海地震により、八幡浜市では16cm沈下した。八幡浜港の両岸、特に東側及び東北方の市街地で浸水の被害を受けた。直接地震、沈下のみに起因する八幡浜市の被害は、家屋浸水650戸、河川堤防210m、道路7箇所1,650m、浸水耕地... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日の南海地震による地盤沈下の被害は、小豆郡では山が海岸まで迫っているため小さい。それでも被害は家屋の破壊134戸、浸水618戸、農耕地80町歩、河川759万円余、道路2,347万円余、海岸2,767万円余、漁港3,188万円余、... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日の南海地震による北宇和郡の沈下量は見当が立たない。すなわち吉田町は15cm、宇和島市は26~29cm、岩松町は2cm、南宇和郡内海村泊では変動量が0となっている。吉田町では沈下の被害を受け、キジア台風時にも高潮被害を受けた。三... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日、南海地震により、宇和島市では周辺より群を抜いて29cm沈下した。その被害及び宇和島の市勢に及ぼした影響は想像外に大きい。宇和島市の被害額は道路2,406万円余、都市7,570万円余、農耕地3,483万円余、漁港5億8,141... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日の南海地震により、南宇和郡では大きな被害はない。復旧査定額を見ると、上浮穴郡を除けば愛媛県で一番少ない。南宇和郡の被害額は8億38万円余であり、このうち9割5分に当たる7億6,092万円は漁港の被害である。内海村字柏の変動量は... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日、南海地震により、高松市の沈下量は約29cmに及んだ。キジア台風及びジェーン台風に伴う高潮の被害は漁港護岸500m、同防波堤50m、下水道25ha、港湾護岸1,000、同岸壁1,500mに達し、飲料水の被害を受けた人口は約2,... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日、南海地震により、愛媛県では宇摩郡と周桑郡が地盤沈下の最も大きな被害を受けている。三島町の沈下量は38cmである。三島町の地震による直接被害は海岸堤防約1,200m、三島港防波堤260m、三島港護岸60m、具定から金子に至る約... 続きを読む