慶長元年の地震

災害年月日
1596年08月00日
市町村
愛媛県西条市(東予市)
災害種類
地震・津波  
概要
文禄5年(1596)7月、M7.0の大地震があった。広江村の「密林山徳蔵寺由来記」によると、徳蔵寺があった場所は地震のため地盤地下して低湿地になったため、土地の高燥な現在地に集団移転したことを伝えている。また、「多賀村郷土誌」の鶴岡八幡神社の項でも、震災のため宮殿、宝蔵、神器、記録などが地中に陥没したため、現在地に遷座して社殿を復旧したと記している。この2つの記録から、広江、北条など海岸近くの場所では、地が裂けたり、地盤沈下の被害が大きかったことがうかがえる。
地理院地図
Googleマップ
備考
「密林寺徳蔵寺由来記」によると、広江村は地震のため地盤沈下して現在地に集団移転した。また、壬生川の鶴岡八幡宮はもともとあった北条鳥縄地区から現在地に遷座した。
参考画像

原資料
原資料PDF1を表示する
参考文献
東予市誌編さん委員会編「東予市誌」(東予市、1987年)、451頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
地震 徳蔵寺 鶴岡八幡神社 地盤沈下 多賀村郷土誌
NO.
愛媛63