寛文8年の干ばつ

災害年月日
1668年00月00日
市町村
香川県高松市
災害種類
渇水  
概要
寛文8年(1668)、大干ばつに見舞われ、奈良須池辺りの地域の被害は激甚であったという。この年には、藩主自ら百々淵(香川町鮎滝)の竜神に雨を祈願し、ひそかに領内の被災地を検分して回った。この時、主君に随行したのが山崎村(現高松市西山崎町)の御蔵奉行前田与三兵衛であり、与三兵衛は惨状を目撃して、奈良須池の築造を決意した。奈良須池は、与三兵衛と農民たちの苦役と奉仕によって、寛文10年(1670)に完成した。
地理院地図
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参考文献
讃岐のため池誌編さん委員会編「讃岐のため池誌」(香川県農林水産部土地改良課、2000年)、964頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
干ばつ 奈良須池
NO.
香川1545