明治23年の洪水

災害年月日
1890年09月11日
市町村
高知県須崎市
災害種類
風水害  
概要
明治23年(1890)9月11日、雨台風が豪雨をもたらし、新荘川筋の出水が未曾有の損害を与えた。上分村では新荘川の水位が平水よりも2丈余の高水となり、溺死・圧死者8名、建物の湛水278戸、堤防流失77箇所、道路流失139箇所などの被害を出した。また、新荘村では、洪水が山を崩し谷を変えて川を埋める、いわゆる「山汐」となり、多くの家屋を押し潰した。死者14名、家屋流失14戸などの被害を出したため、この水害を契機に人家は山手に移転するようになった。
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原資料
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参考文献
須崎市史編纂委員会編「須崎市史」(須崎市、1974年)、1053-1058頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
洪水 新荘川 山汐 死者
NO.
高知2394