昭和10年の洪水

災害年月日
1935年08月27日
市町村
高知県四万十市(中村市)
災害種類
風水害  
概要
昭和10年(1935)8月27日、台風による風雨が激しくなり、渡川と後川の水位は刻々上昇した。最高水位は渡川具同で12.07m、後川大用寺で10.31mに達した。中村町の洪水の中で最大であり、浸水というよりも沈没という言葉が当てはまる有様であった。中村町では、浸水360ha、罹災世帯1,650世帯、負傷者60人、住家流失22戸、全壊75戸、半壊209戸、床上浸水1,500戸、階上浸水500戸などの大被害を出した。しかし、死者を出さなかったことは洪水に対する訓練の賜である。
地理院地図
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備考
太平寺の石段には昭和10年洪水の最高水位標が建てられている。
参考画像
原資料
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参考文献
中村市史編纂委員会編「中村市史」(中村市、1969年)、911-916頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
台風 渡川 後川
NO.
高知2508