嘉永2年7月の風雨

災害年月日
1849年08月26日
市町村
高知県四万十市(中村市)
災害種類
風水害  
概要
嘉永2年(1849)7月9日大風雨、夜に入り尚やまず出水。10日5ツ時(8時頃)より大風雨となり、北東の風強く、樹木を吹き倒せり。11日も北東の風にて出水せり。9日、11日の洪水は平地(小姓町)より高きこと凡そ4尺5寸ばかりなりしと。「上岡利太郎手記」には「水は座より一尺揚る。風は荒し、雨は暴し、下田横浜切れ居ると聞く。下町築地(堤防)早々切ると夜分人々声をして通る。二階へ荷上げの中場(最中)なり云々(中略)米は少なし、御蔵米を願明て、一人に付き三合づつ御売米下渡候也。」と記されている。
地理院地図
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参考文献
中村町編「中村町風水害史」(中村町、1938年)、6-7頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
風雨 洪水 上岡利太郎手記
NO.
高知2845