明治23年の洪水

災害年月日
1890年09月11日
市町村
高知県中土佐町(大野見村)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
明治23年(1890)9月11日、2、3日前から降り続いた雨は午前6時に大豪雨となり、正午過ぎに大洪水となった。増水は夕方6時頃まで続き、植林が根こそぎえぐり取られ、馬や家屋が流れ、人々は山や小高い丘に逃げ延びた。村内の被害は死者4人、死馬4頭、家屋の流失・損壊47戸、作物被害田6割、畑4割、橋全部流失、山津波大小6、7,000箇所に及んだ。増水位は安政5年の洪水の時よりも4尺~8尺高かったと言われている。高岡郡全体の死者は167人にのぼった。
地理院地図
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備考
猫滝に明治23年の水害記念碑が建立されている。
参考文献
大野見村広報「大野見」編集委員会編「おらが村だよ」(大野見村広報「大野見」編集委員会、1975年)、63-67頁及び247頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
洪水 豪雨 死者 山津波
NO.
高知576