享保17年の長雨

災害年月日
1732年06月00日
市町村
愛媛県松山市(北条市)
災害種類
その他(長雨)  
概要
享保17年(1732)5月から7月まで降り続いた雨により、冷夏となり、作物は根腐をおこしはじめ、ウンカの異常発生によって、稲は大半が枯死し、鯨油を散布したり、火を焚いて集まった虫を殺すなどの方法もほとんど効果がなく、飢人は藩庁から支給された粥で露命をつなごうとしたが、その量は少なく、領内各地で餓死する者が相次いだ。松山藩が幕府に報告した餓死者数は3,489人(「遠山日記」による)で、全国の餓死者数の34%弱に相当した。(「日本災異志」、「松前町誌」による)
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原資料
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参考文献
北条市誌編集委員会編「北条市誌」(北条市誌編纂会、1981年)、235-236頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
長雨 享保の飢饉 餓死者
NO.
愛媛3456