安政元年の南海地震

災害年月日
1854年12月24日
市町村
高知県佐川町
災害種類
地震・津波  
概要
安政元年(1854)11月5日午後5時頃から、大地震が起こり、人畜、家屋にも多数の被害が出た。地震から3日目の7日夕刻にどこからともなく山を越えて大津波が押し寄せてくるとの流言が伝わった。人々は少しでも高いところへと登ったため、山々の尾根や頂には無数のたいまつが行列をなしたという。やがて津波はうそだという声に、人々は下山して帰宅したところ、家財道具が盗まれていた家が多かった。これは安政の津波強盗と言われているが、流言がどのように一瞬のうちに広がったのかは後世の謎とされた。
地理院地図
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備考
斗賀野の入寺山の阿弥陀堂には、安政地震の時の様子を描いた絵馬がある。
参考画像
参考文献
明神健太郎編「佐川郷史」(明神健太郎、1972年)、444-446頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
安政南海地震 流言 津波強盗
NO.
高知145