慶応2年の寅の水

災害年月日
1866年09月09日
市町村
徳島県上勝町
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
慶応2年(1866)8月1日から雨が降り続き、8日夜には暴風豪雨となって勝浦川沿岸では50余箇所で大破堤を来した。「寅の大水」と呼ばれる。宮井村では野上の堤防が約140~150間切れ、飯谷村では長柱名西分の山腹が崩壊し、家屋が流出、死者が出た。(「勝浦郡志」による) また、田野々村では用水溝167箇所全部が被害を受け、142箇所については百姓が自力で復旧したが、33箇所は大破したため、藩の勧農方で修復してくれるよう願い出ている。(「旭文書」による)
地理院地図
Googleマップ
参考文献
羽山久男著「山村地域の史的展開 -徳島県勝浦郡上勝町-」(教育出版センター、1981年)、550頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
寅の水 勝浦川 山腹崩壊 死者
NO.
徳島434