安政元年の南海地震

災害年月日
1854年12月24日
市町村
高知県四万十市(中村市)
災害種類
地震・津波  火災  
概要
安政元年(1854)11月5日、南海地震が起こった。火災により中ノ丁のほとんど全部と本町、上町、京町、新町の一部で89戸が被害を受けた。「中村魚市場記録」によると、5日七ツ時(午後4時)大地震が起こり、津波が到来し、家屋は倒壊し、焼失は数軒、負傷者は40~50人、残った家は山端に多かった。中村の「伊与田記録」によると、大地震と津波により、中村町の9歩通りが倒壊や焼失した。目代の「横田記録」によると、被害は焼失家98軒、潰家144軒、半潰家66軒、焼失米736石余、死人29人等に及んだ。
地理院地図
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原資料
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参考文献
中村町役場編「中村町史」(中村町役場、1950年)、219頁及び221-224頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
安政南海地震 津波 火災 中村魚市場記録 伊与田記録
NO.
高知268