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天武13年(684)、M8.4の白鳳地震が発生した。高知で地盤沈下により12平方kmが海中に沈み、この地震に伴う津波で貢物を運んでいた船が多数沈没した。(「日本書紀」による) 続きを読む
康安元年/正平16年(1361)、地震による津波が大阪、高知、徳島の各沿岸に大きな被害を与えた。徳島県由岐では1,700戸の家屋の流失が太平記に記され、高知県香美郡の正興寺では津波で古文書が流失した記録が残っている。 続きを読む
慶長9年(1604)12月16日、M7.9の地震・津波により、徳島県宍喰では犠牲者が1,500余人(3,800余人)という記録が残されている。宍喰の北部に隣接する鞆浦では溺死者100余人、また宍喰の南部に接する高知県甲浦でも溺死者が350余人にもなった。さ... 続きを読む
宝永4年(1707)10月4日、M8.4の地震・津波により、内陸部では地震で、沿岸部では津波で多くの死者を出した。津波による犠牲者は、高知市種崎で700余人、土佐市宇佐で400余人、同市福島で100余人、須崎市で400余人、中土佐町久礼で200余人であった... 続きを読む
嘉永7年(1854)11月5日、M8.4の地震が起き、高知県・徳島県の沿岸部では地震・津波両面の被害を受けた。この安政南海地震発生の32時間前に安政東海地震(M8.4)が起きていたため、沿岸部では前日から多くの住民が山など高い場所に避難していたため、津波に... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日、M8.0の地震・津波により、人的被害は高知で680人、徳島で210余人に及んだ。高知県では須崎市で60余人、甲浦で10人、大方町で11人の死者を出した。宇佐では家屋の流失、浸水は多かったものの、死者は2人にとどまった。 ... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日午前4時19分、M8.0の南海地震が発生したが、昭和南海地震は平均的な歴代の南海地震に比べて規模は小さかった。この報告では、平成13年に地震調査研究推進本部から公表された「南海トラフの地震の長期評価について」の内容に沿って... 続きを読む
昭和21年(1946)、南海地震が発生した。中央防災会議の「東南海、南海地震等に関する専門調査会」では2030年までにM8.4前後の南海地震が発生確率が40%などと予測しており、津波防災対策を立てる必要がある。この報告では、津波の性質、四国沿岸域における歴... 続きを読む