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天武13年(684)10月14日、M8.4の地震が起こり、記録に残る我が国最古の津波が高知沿岸を襲った。日本書紀によると、午後8時頃に大地震が起こり、高知をはじめ南海・倒壊・西海諸道の役所、神社や寺が壊れ、人や家畜に多くの被害が出た。今の道後温泉にあたる伊予の... 続きを読む
仁和3年(887)7月30日、紀伊半島沖を震源とするM8.6の大地震により、京都で官庁、寺院が多数倒壊し、多くの圧死者を出した。また、大津波が四国、紀伊半島及び大阪湾一帯を襲い、多くの溺死者が出たが、中でも大阪の被害が最も大きかったようである。震源、地震の規模... 続きを読む
承徳3年(1099)1月24日、紀伊半島沖を震源とするM8.6の大地震により、奈良の興福寺の西金堂は小破し、大阪の天王寺にも被害が出た。この地震で高知の潮江で田畑1,000haが海に沈んだ。この地震の規模や地盤の局所的沈下の記事からすれば、記録は見当たらないが... 続きを読む
安政元年(1854)、安政南海地震により津波被害が起こった。この研究では、過去の南海地震津波に関する資料・資料から得られた四国の市町村別被災データをもとに地理情報システム(GIS)を用いて図化し、津波被害の地域特性について検討を行っている。今回の報告では、... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日、M8.0の南海地震が発生したが、中央防災会議の「東南海地震、南海地震等に関する専門調査会」は30年後までに南海トラフでM8級の巨大地震が起こる確率が40%であると警告している。この報告では、次に起こると予想されている南海... 続きを読む
昭和21年(1946)、南海地震が発生した。中央防災会議の「東南海、南海地震等に関する専門調査会」では2030年までにM8.4前後の南海地震が発生確率が40%などと予測しており、津波防災対策を立てる必要がある。この報告では、津波の性質、四国沿岸域における歴... 続きを読む
宝永4年(1707)、地震により、五剣山が崩壊した。五剣山の山頂には浮き石状となった火山角礫岩が見られる。この研究では、過去の南海地震の斜面災害について歴史資料及び現地調査に基づき、南海地震の斜面災害の特徴を報告している。 続きを読む